契約社員の雇止め事例(上司に対するパワハラ)
相談内容
契約社員A、Bが上司Cに対する攻撃的な言動・態度、業務命令違反を行っており、会社に対して上司Cを降格させるよう要求してきた。
争点
パワハラの有無
解決内容
会社は、契約社員A、Bの行為がパワハラに該当する可能性が高いと判断し、事実認定を行いました。その上で、労働契約書に定められている更新基準に照らし合わせ、A、Bとの面談を実施。A、Bと契約更新をしない形で決着。上司Cのケアを行った。
社労士所感
相性の悪い控えめな上司を引きずり下ろそうと画策し、上司の指示に従わずに理不尽な反論をしたり、威圧的な言動、侮辱と思えるような情報を流していました。会社にとって必要な人材である上司Cさんを守り、自分達の利益のために職場秩序を乱したA、Bを被害を最小限に抑えながら排除することができました。
執筆者情報
社会保険労務士法人アットロウム
代表社員
藤崎 祐也
保有資格特定社会保険労務士
一言当事務所は2014年に栗田社会保険労務士事務所という個人事務所から社会保険労務士法人アットロウムへと法人化しました。創業から30年を超えても一貫して「労使紛争の予防対応・人事労務の手続きサポート」を主軸に取り組んできました。
近年では、「デジタルツールを利用した業務改善・生産性向上」「労務監査で人事労務リスクを抽出改善し事業承継・企業価値の向上サポート」に注力しています。
「人事労務を通じて持続可能な企業づくりと地域の発展を支援する」ことを弊所の役割と捉え、何が出来るか日々探求し、実践行動しています。