従業員の問題行動をきっかけに会社の求める人事評価基準を作成した事例
相談内容
「経営方針に反する発言、同僚や上長を無視する、といった態度・行動を見直すように指導しているがおさまらなくて困っている」
争点
「問題行動に対する指導・会社が従業員に求めるふさわしい行動とは」
解決内容
「問題行動に対する指導と指導の根拠となるような会社が求める従業員としてふさわしい行動を成文化し人事評価基準を作成した。それでも問題となる行動が続いたので基準に従い業務改善指導書を交付した」
アットロウム所感
「評価基準や行動基準が曖昧なため、何をどう行動して良いか分からない従業員は大多数です。今回のケースは会社の頑張って欲しい方向と従業員の努力の方向のズレが少しずつ大きくなり問題行動となって現れたようです。一部のハイパフォーマー従業員は特に基準を示さなくても行動し結果を出しますが、一般的な従業員のレベルアップ・底上げにはやはり目安となるものが必要と感じた事例です。」
執筆者情報
社会保険労務士法人アットロウム 代表社員
藤崎 祐也
保有資格特定社会保険労務士
一言当事務所は2014年に栗田社会保険労務士事務所という個人事務所から社会保険労務士法人アットロウムへと法人化しました。創業から30年を超えても一貫して「労使紛争の予防対応・人事労務の手続きサポート」を主軸に取り組んできました。
近年では、「デジタルツールを利用した業務改善・生産性向上」「労務監査で人事労務リスクを抽出改善し事業承継・企業価値の向上サポート」に注力しています。
「人事労務を通じて持続可能な企業づくりと地域の発展を支援する」ことを弊所の役割と捉え、何が出来るか日々探求し、実践行動しています。