給与計算の誤りを修正した事例
相談内容
労働基準監督署から給与計算の誤りを指摘されたので正しく計算したい
争点
所定労働時間の設定、割増し賃金の計算単価
解決内容
賃金台帳、労働時間、休日が分かる資料を用意してもらい所定労働時間を正しく設定、給与手当の内容を確認し割増し賃金の計算基礎に参入する賃金を整理した。
アットロウム所感
社長は過去に、労働基準監督署の担当官から、1.25割増しで払っていれば単価や所定労働時間まできっちり設定しなくても良いです、と指導されたらしく正しく給与計算が出来ていると思い込んでいました。その後、別の監督官が調査に入り、割増し賃金の計算基礎に参入しなければならない手当が漏れていること、所定労働時間が正しく計算出来ていない事を指摘され弊所に相談に来られました。曖昧だった所定休日や特別休暇を整理して年間休日や1ヶ月の所定労働時間を正しく設定し、資格手当や住宅手当、家族手当の支給条件等を見直しして整理、法律に違反しないように賃金制度を整えて給与計算を行えるようになりました。
執筆者情報
社会保険労務士法人アットロウム 代表社員
藤崎 祐也
保有資格特定社会保険労務士
一言当事務所は2014年に栗田社会保険労務士事務所という個人事務所から社会保険労務士法人アットロウムへと法人化しました。創業から30年を超えても一貫して「労使紛争の予防対応・人事労務の手続きサポート」を主軸に取り組んできました。
近年では、「デジタルツールを利用した業務改善・生産性向上」「労務監査で人事労務リスクを抽出改善し事業承継・企業価値の向上サポート」に注力しています。
「人事労務を通じて持続可能な企業づくりと地域の発展を支援する」ことを弊所の役割と捉え、何が出来るか日々探求し、実践行動しています。