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労務監査とは?知っておくべき基礎知識とその重要性~社労士へ依頼~

2024.10.29 コラム

労務監査とは?基礎知識と重要性 社労士に依頼しよう!

労務監査とは、企業の労務管理状況を精査し、法令に基づいた適正な運営を確保するためのプロセスです。労働基準法や労働安全衛生法に則り、従業員の労働環境や管理体制を見直し、不備や改善の必要性を明確にします。企業にとって労務監査は、法令遵守と従業員の労働環境改善を図り、信頼性と安定性を高めるために重要な取り組みです。

労務監査の目的と全体像

労務監査の主な目的は、企業が法令を遵守し、従業員に安心して働ける環境を提供することです。監査の対象には、勤務時間の管理、労働契約の内容、就業規則の整備、さらには職場環境の安全性確保などが含まれます。

これにより、労務管理上のリスクや法的な課題を明らかにし、必要な改善策を講じることができます

労務監査が企業にもたらすメリット

労務監査によるメリットは多岐にわたります。

まず、法令違反リスクの回避によって罰則や訴訟を防ぎ、企業の信用度を向上させることができます。また、労働環境が整うことで従業員のモチベーションも向上し、離職率の低減や業務効率の改善が期待されます。

労務監査を実施することで、企業全体の安定性が強化されることにもつながります。

労務監査とコンプライアンスの関係

企業におけるコンプライアンス(法令遵守)は、社会的信用の基盤です。労務監査を通じてコンプライアンスを強化することにより、従業員が安心して働ける環境が実現し、企業の社会的信用度が向上します。労務監査は単なるチェック機能ではなく、企業の持続可能な成長とブランドイメージの向上を支える重要な役割を果たします。

 

労務監査の実施方法

労務監査の方法としては、企業内部の自己監査や、外部専門家の第三者監査が一般的です。自己監査では、企業内部で労務管理を確認し、労働基準法や関連法規に基づいて状況を把握しますが、外部監査はより客観的で専門的な視点から改善点を見つけ出すことができます。

労務監査のSTEPと準備

労務監査の実施は以下のステップで進められます。

  1. 監査計画の策定:監査の目的や範囲を定め、担当者や日程を決定します。
  2. 事前調査と書類確認:勤務記録や契約書類を準備し、問題点がないか確認します。
  3. 現場視察とヒアリング:職場環境を視察し、従業員や管理職から実態をヒアリングします。
  4. 結果の整理と報告:監査結果をまとめ、報告書を作成します。
具体的な労務監査の実施フロー

労務監査は、準備段階から報告書の作成まで、段階的に実施されます。書類審査や現場視察、面談を通してリスクや改善点を洗い出し、結果を経営者や人事部門に報告します。最終的な監査報告書は、企業が改善策を実施するための重要な資料となります。

労務監査を依頼する理由

労務監査を外部専門家に依頼することで、より専門的かつ客観的な視点からの指摘が受けられます。

特に中小企業では、内部に労務管理の専門知識が不足している場合が多く、外部の社会保険労務士(社労士)に依頼することでリスクを軽減し、法令順守体制の強化が図れます。

社会保険労務士(社労士)とその役割

社労士は、労務管理と社会保険に関する専門知識を持ち、企業の労務監査の実施において重要な役割を担います。労働法や関連法令に基づいたアドバイスを提供し、企業が法令に則った運営ができるよう支援します。

社労士への依頼で得られるメリット

社労士に依頼することで、労務監査における労働法令の適用についての不安を軽減し、労務管理の適正化が図れます。また、従業員トラブルのリスク低減にも役立つため、企業の信頼性向上にもつながります。

社労士に依頼する際の注意点

社労士に依頼する際は、業務範囲や費用、契約内容を事前に確認することが大切です。企業の事業内容に応じた柔軟な対応が求められるため、依頼内容や監査範囲についても十分なコミュニケーションを取るようにしましょう。

当法人の事例

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労務監査を実施して就業規則を作成、認証マークを取得した事例

ご相談:当社は10人未満なので就業規則の作成義務はありませんが、人材採用、育成など今後の事業展開を考慮して就業規則を作成したいです。

→労務監査実施後に就業規則作成

 

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労務監査・労務診断で年度更新の不備が発覚した事例

ご相談:労務監査にて、労働契約なのか業務委託契約なのか不明確な働き方をしている人達に支払っているお金が発覚した。契約内容や働き方を精査して賃金台帳に記載すべき労働者の人たちを整備したい。必要に応じて労働保険料の申告内容を修正したい。

>>詳しい事例はこちら

 

まとめ

労務監査は企業規模に関わらず、今ご依頼いただくケースが増えています。就業規則の作成、助成金の申請というきっかけがあってご依頼でも、従業員の労働環境を良くしたいという経営者様の思いからご依頼の場合もどちらもございます。

社会保険労務士法人アットロウムは労務監査を特に強化しております。

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執筆者情報
社会保険労務士法人アットロウム 代表社員 藤崎 祐也
保有資格特定社会保険労務士
一言当事務所は2014年に栗田社会保険労務士事務所という個人事務所から社会保険労務士法人アットロウムへと法人化しました。創業から30年を超えても一貫して「労使紛争の予防対応・人事労務の手続きサポート」を主軸に取り組んできました。 近年では、「デジタルツールを利用した業務改善・生産性向上」「労務監査で人事労務リスクを抽出改善し事業承継・企業価値の向上サポート」に注力しています。 「人事労務を通じて持続可能な企業づくりと地域の発展を支援する」ことを弊所の役割と捉え、何が出来るか日々探求し、実践行動しています。
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